都心の中心、六本木、西麻布の路地裏に静かに佇む「西麻布 鮨いち」江戸前寿司の伝統を守り、そして可能性を広げる。それが私の鮨。鮨を愉しむ。それは五感を使うことで、更なる広がりをみせます。
食材が調理される音。次第に漂う香り。無駄のない所作。口に入れた瞬間にほどけるシャリ。これらの要素が鮨を味わう瞬間に線となりストーリーへ。そして、食べ終わる頃には
次の一貫への伏線に。記憶に残る鮨それこそが、私が目指す一貫。つけ場を舞台として、綿密に練られたストーリーを背景に握られる鮨は「驚き」を加えることで
個性の輪郭が記憶に宿る。やがて、その鮮烈な記憶がお客様との再会を導き、更なる可能性をもたらすと考えております。